GA4でのコンバージョン設定の流れを解説

Googleアナリティクスがリリースされてから15年。Googleアナリティクスの新しい世代となる『GA4(Google Analytics 4 プロパティ)』が誕生しました。

今回は、GA4でのコンバージョン設定の流れと、コンバージョン設定の一例となるサンクスページのポイントについてご紹介します。

目次

GA4とはGoogleの新しいアクセス解析ツール

GA4とは、Googleが無償で提供しているアクセス解析ツールのことです。

2005年に初代のGoogleアナリティクスが登場して以来、複数回にわたって更新されており、2020年に更新された第4世代の最新Googleアナリティクスを『GA4』といいます。

これまでのGoogleアナリティクスと大きく異なるのは「アプリや動画に対しても、アクセス分析ができるようになった」という点です。

これまでのGoogleアナリティクスは、Webサイトしか解析できず、アプリについてはそれぞれのアクセス解析ツールで分析されていました。そのため、Webサイトとアプリの閲覧者が同一ユーザーかどうかを認識しにくいという問題がありました。

新しいGA4では、アプリや動画の解析にも対応しているため、ユーザーのアクセス分析がより正確にできるようになりました。そのほかにも、分析機能の強化、計測単位の変更などがされています。

コンバージョンとは「自社が狙いたいユーザーの行動」

コンバージョンとは、サイト訪問者にどのような行動を取ってほしいのか、最終的な目標を定めたものです。Webサイトの目的や商材によって、設定する指標や数値は異なります。

例えば、「会員登録してほしい」「資料請求してほしい」「商品購入したサンクスページの画面まで閲覧してほしい」といった内容が挙げられます。

GA4のコンバージョン設定画面からマークを付けることで、発生したイベントをコンバージョンとして設定することが可能です。

コンバージョン設定の流れ

GA4とコンバージョンについて理解できたら、実際にコンバージョンを設定しましょう。

コンバージョンを設定すれば、全訪問者のうち、どの程度が目標としている行動を取ってくれたのかを把握できるようになり、サイトの改善につなげられます。

①コンバージョン先のWebページを用意する

コンバージョンとして設定するWebページを用意します。GA4内にイベントが見つからない場合は、自分でイベントを作成できます。

イベントの作成前には、Webサイト上にコンバージョンとして設定したい会員登録ページ、商品購入ページなどを作成しましょう。

②実際にコンバージョンを設定する

コンバージョンとして設定したいページを用意できたら、早速設定しましょう。コンバージョンに設定したいページを、GA4内のイベントとして設定します。

イベントの設定には2つの方法があるため、目的に応じて選びましょう。

①GA4の管理画面上で設定する

URLのクリックやお申込み完了、会員登録完了ページなど、比較的分かりやすいコンバージョンは、GA4の管理画面上で設定できます。

②Googleタグマネージャーを使って設定する

タグマネージャーとは、Webサイト上の計測タグを管理するツールです。タグマネージャーを利用することで、より自由度の高いコンバージョンを設定できます。GA4の管理画面上に設定したい項目がない場合には、導入をおすすめします。この方法によってコンバージョンを計測する際は、事前に計測タグをページのHTMLに配置する必要があります。

③イベントが計測されているかを確認する

コンバージョンを設定できたら、イベントが計測されているかを確認します。

イベントが発生すると、数時間から1日程度でGA4のイベント一覧に反映されます。イベントが反映されない場合は、イベント設定時に入力ミスが発生している可能性もあるため、もう一度確認してみましょう。

(一例)サンクスページをコンバージョンとして設定する方法

サンクスページとは、お問い合わせや購入が完了した際などに表示されるページです。サンクスページの作成が有効な理由として、2点挙げられます。

1点目は、全Webサイト訪問者のうち、購入に至った方の割合を分析できる点です。訪問者はそれなりにいるにもかかわらず、コンバージョンまで達成できていないことが分かれば、何を改善すればよいのかを分析する材料となります。

2点目は、ユーザーに安心感を与えて、離脱率を減少させられる点です。サンクスページがあることで、購入や問い合わせの際に正しい処理が行われたとユーザーが判断できます。これにより、ユーザー側の不安を拭い、離脱率の減少につながります。

①盛り込む内容を考える

サンクスページを作成するうえで、内容をしっかり考えることが大切です。

ユーザーが行動してくれたことに関するお礼の言葉や、クーポンのような返礼があるかどうか、メール返信までの日数などユーザーが知りたい情報をサンクスページに載せましょう。

ただし、ユーザーのためと思い、情報を多く載せすぎると相手を困惑させてしまうため注意が必要です。

②文言やデザインを設定する

サンクスページは、サービスの満足度や評価につながる重要なページです。そのため、メッセージには、ユーザーの心を動かして、次の行動につながるような文言を考えましょう。

また、メッセージだけでなく文字の装飾やデザインを工夫することも重要です。見てほしいところを強調するために文字のデザインや色を変えると、ユーザーに伝わりやすくなります。

③定期的に改善を重ねる

サンクスページの作成とコンバージョン設定ができたら、アクセス解析をもとに定期的に改善しましょう。サンクスページにイチオシ商品を載せているものの、クリック率が低い場合は、何かしら改善余地があると考えられます。GA4によって効果検証を重ねることで、コンバージョン率をさらに高める改善策が見つかることもあります。

まとめ

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