現在、数多くのネットショップサービスが展開されています。
初心者の方も、簡単に開業できる点がひとつのポイントです。
この記事では、開業したい人がどのような手順を踏めばよいのかや、ネットショップ開業のメリット・デメリットを詳しく解説します。
ネットショップ開業までの準備
ネットショップを運用するには、まずいくつかの事前準備が必要です。
この段階は、ショップを開業する時にとても重要なポイントです。
ショップのコンセプトを決める
開業するショップで取り扱う商品のジャンルや、お店のイメージを固めます。
以下のようにショップによって販売する方法はさまざまです。
- どこかから仕入れて物を販売する
- 商品を作って販売する
- 特定のサービスを提供する
近年、ネットショップは新しく事業をはじめた人が多く、商品やサービスもさまざまです。
人気のショップをはじめるには、ターゲットの絞った商品を取り揃える必要があります。
ただし、売りたい相手のイメージがぼやけていると広告も出しにくいため、コンセプトは時間をかけて考えましょう。
開業届の提出
開業の日付が決定した後、税務署に「個人事業の開業・廃業等届出書」を提出してください。
提出をしなくても、罰則はありませんが税金の申告で開業届が必要です。
開業届を提出することで利点もあります。
- 確定申告で、青色申告ができる
- 屋号で銀行の口座開設ができる
- 赤字になっても3年間繰り越される
ネットショップだけではなく、実店舗をもつ際にも、この開業届があれば賃貸が借りやすくなったり、融資が受けやすくなったりします。
ショップ名を決める
自分のお店のショップ名を決めます。その際、覚えやすく、聞き取りやすい店名を付けましょう。日本語以外の言語を使う場合、お店の名前が読めずに覚えられない可能性もあります。
また、すでに多くのお店が使用している名前も、他のお店と記憶が混同するためあまりおすすめしません。
商品を仕入れる
お店の名前が決まると、商品の仕入れを開始します。
必要な材料や商品を取り揃えます。
ここで、見落としがちな点が梱包材です。
ネットショップで販売すると、ほとんどが郵送での取引です。
売りたい商品と合うサイズの梱包材や、そのサイズを送るときの送料を細かく確認しましょう。
ネットショップを出すサイトの決定
どこのネットショップに開設するかを決めます。
既存のネットショップに参加して開業することもできます。
一からオリジナルのサイトを作ることもできますが、その場合はレンタルサーバーの準備や、サイトの構築が必要です。
開業時の予算や、ネットショップで扱う決済方法によって種類はさまざまです。
サイトづくりは自分の希望に合う方法で行いましょう。
サイトの内容を細かく作成する
以下のようにサイト内の設定や内容を決めます。
- 販売したい商品の写真撮影、説明文
- お会計方法の設定
- 梱包材の準備
- 郵送方法を決める
ポイントとして、ユーザーが実際に購入するときの手順を想像しながら内容を決めていきます。
また、商品の写真や説明文はできるだけわかりやすくする必要があります。
発送方法や発送までの日時は、今度の運用に関わってくる内容です。
そのため、宅配会社に問い合わせやサイトで確認のうえ、正しい事実を表記しましょう。
ネットショップ開設後の運用
ネットショップを開業すると、その後の運用がとても重要です。
運用の際に気をつけたいポイントを4つご紹介します。
具体的な目標の設定
ネットショップは、ユーザーがそのページにアクセスしなければ売上が成り立ちません。
ネットショップ運用には、モチベーション維持が必要です。
何ヶ月でどのくらいの売上を目指すか、具体的な数字を設定します。
また、サイトへのアクセス数を分析することで、より効率良くネットショップの売り上げを伸ばせます。
ショップの規模や商品の単価に合わせて、具体的な目標を設定してください。
ネットショップの分析・更新
サイトへのアクセス数や、ユーザーの情報を分析して、より最適なページづくりを行います。
ユーザーの年齢層や、アクセスする時間帯を知ることで、ショップを求めているユーザーの情報を得られます。
他にも、サイトの分析で、以下のような運用に役立てられるでしょう。
- アクセス時間を知り、告知の時間を調節する
- ユーザーの年齢層に合わせて、広告の文章内容を決める
- イベント内容や時期を決める
また、分析を行うだけではなく、その後どのようにアプローチするかがとても重要です。
ショップへの集客・広告
以下のように、ショップへの集客方法や広告を出す方法はさまざまにあります。
- Instagram、Twitter、FacebookなどSNSと連携する
- SNSに広告を出す
- Google、Yahoo! など検索サイトに広告を出す
- 公式のLINEアカウントを作る
ターゲット層に合わせた集客と、それに伴う分析が必要です。
また、いつも同じ広告を出すのではなく、季節やイベントに合わせて特別感を演出するとよいでしょう。
リピーターの獲得
一度購入したユーザーに対して、次の買い物へつながるような施策を行います。
たとえば「SNSのフォローや公式ラインの登録、アプリのインストールなどを促すことが挙げられます。
ショップのSNSで最新の情報や新しい商品の告知を行い、定期的にユーザーの目に留まるようにしましょう。
ただし、告知の回数や時間帯がユーザーと合っていないとフォローを外される可能性があります。
ネットショップのメリット・デメリット
最後に開業するにあたって、ネットショップのメリットとデメリットをご紹介します。実店舗と比較しながら、本当にネットショップの開業が必要かを考えましょう。
メリット
実店舗との大きな違いは、ユーザーの興味があれば気軽にアクセスへつながる点です。
また、人件費を大幅に削減できます。
内装や光熱費が必要ないため、実店舗より低コストではじめられます。
このように、ネットショップの手軽さは大きなメリットでしょう。
ひとりで開業している方も多くいます。
また、開業までに時間がかからないという利点もあります。
デメリット
デメリットをいくつかご紹介します。
実生活とのメリハリのつきにくい点が挙げられます。ネットショップには、明確な開店時間や閉店時間がなく、ユーザーがいつでもアクセスできる状態です。
そのため、いつ注文が来てもいいように待機すると、私生活と仕事と時間が混ざる可能性もあります。
また、ネットショップに詳しい人がいないと、一人ひとりの負担が増えます。
商品の写真と現物が微妙に違うなど、ネットのトラブルがあった時、どのように対処するかなど、詳しくわかる人がいると心強いでしょう。
まとめ
気軽に開業できるネットショップの、開業手順やメリット・デメリットを解説しました。
個人で運用することもできる事業ですが、専門的な知識があるとより効果的に運用できます。
もし、ネットショップ運用でお困りのことがある方は、ぜひ一度「GMOらくらくホームページ制作」にご連絡ください。