リファラー(Referrer)は、リファラ(Referer)とも呼ばれ、リンクの元となるページ情報を指し示します。リファラーは、SEOやSEMなどのマーケティング分析において欠かせない情報のひとつです。本記事では、リファラーの意味、そのチェック方法、および活用のポイントについて解説します。
リファラー(Referrer)とは?
リファラー(Referrer)とは、アクセスログのデータに記録される情報のひとつで、サイトを訪れたユーザーが前に参照していたリンク元の情報を指します。
例えば、ユーザーが Google で検索して Web ページを訪問した場合、リファラーは Google になります。この情報から「どの Web ページ・どのサービスを経由して訪問したのか」を確かめることができ、ユーザーが利用した検索サイトや参照元の Web ページを把握できます。
近年は、ブラウザのプライバシー保護機能や Referrer-Policy により、ドメイン名までしか送られない・まったく送られないケースも増えていますが、それでもリファラーは集客チャネルを把握するうえで重要な指標です。
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リファラーをチェックする2つの使い方
リファラーのチェックには、現在は GA4(Google アナリティクス 4)を使用するのが一般的です。Universal Analytics(UA)は 2023年以降データ処理が停止し、2024年には順次画面も利用できなくなっているため、新規に環境を整える場合は GA4 が前提となります。
GA4 は Google が提供する無料のアクセス解析ツールで、事前登録が必要ですが、リファラーを含むさまざまなアクセスデータを無料で確認できます。
ここからは、GA4を使ったリファラーの代表的な確認方法を2つ紹介します。リファラーとは、訪問者がどのような経路でアクセスしてきたかを示す情報です。
参照元/メディアでリファラーを確認
GA4 では、ランディングページごとに参照元を把握することができます。リファラーの基本的なチェックは、次の手順で行います。

- GA4 の左メニューで「レポート」をクリック
- 「集客」→「トラフィック獲得」をクリック
- 下部の表で「セッションのデフォルト チャネル グループ」や「セッションの参照元/メディア」を確認
このレポートでは、例えば次のような情報を確認できます。
- 有料検索(Paid Search / CPC)
- ソーシャル(Organic Social / Paid Social)
- 参照サイト(Referral)
- オーガニック検索(Organic Search)
- ノーリファラー(Direct)
これらのチャネル別のリファラー情報を確認することで、「どのチャネルからアクセスが多いか」「どのチャネル経由のユーザーがコンバージョンしやすいか」といった分析が行えます。
参照サイトでリファラーを確認
特定の参照サイト(ドメイン)ごとの流入状況を詳細に確認したい場合も、GA4 のトラフィック獲得レポートを利用します。
- GA4 の左メニューで「レポート」をクリック
- 「集客」→「トラフィック獲得」をクリック
- 表のディメンションを「セッションの参照元/メディア」に変更
- 表の検索ボックスに、調べたいドメイン(例:example.comなど)を入力
これにより、特定のサイト・サービスからどの程度のユーザーが流入し、どのぐらいのコンバージョンやエンゲージメントにつながっているかを確認できます。
ただし、参照サイトだけに絞ってしまうと、検索エンジンや広告、SNSなど他チャネルからのアクセスを見落とす可能性があります。全体的な集客構造を把握するためには、「トラフィック獲得」レポート全体と組み合わせて確認することが重要です。

リファラーを確認して分かることと4つの対策
リファラーをチェックすることで、Webサイトに訪れたユーザーが、どのメディアやサイトを経由して流入したかといった経路を把握できるようになります。リファラーとは、ユーザーが訪問する経路を示すもので、この情報を分析することで、意味のある結果を導き出せます。
ただし、中には参照元がなくリファラーの情報を確認できない「ノーリファラー」や、悪質なサイトへ誘導する「リファラースパム」などもあるため、対策が必要です。
この章では、リファラーを確認することでわかることや、それに基づく対策を4つご紹介します。
①ユーザーが辿ったサイトやメディアがわかる→サイトの運営方針を改良
リファラーをチェックすると、ユーザーが自社のWebサイトにアクセスする際に、どのサイトやメディアを経由したのかがわかります。この経由したサイトが分かることで、ユーザーの興味や嗜好、関心があるWebサイトを分析し、サイト運営の方針を改良する関連の結果を生み出せます。
また、リファラーをソーシャルメディアとして利用すると、情報が広く拡散される意味があり、その結果、集客や顧客獲得につながることが期待できます。
近年では、ChatGPT や Perplexity、各種AI検索サービスからのリンク流入(AI リファラートラフィック)が増えているという調査もあり、こうした新しい流入元も GA4 上では「referral」として把握できるケースがあります。
②ユーザーの属性が把握できる→ターゲットに応じた施策の改良
リファラーを解析することで、「どの参照元から来たユーザーは、どういった属性が多いか」といった関連情報を把握できます。
Googleアナリティクス(GA4)では、次のようなユーザー属性を把握することができます。(一部は Google シグナルや同意状況に依存します)
確認できるユーザー属性の情報
- 地域別
- 顧客層別
- 年齢・性別
- デバイス別
- 新規かリピーターかどうか※Cookieで過去に一定回数の訪問履歴がないユーザーは、新規に分類されます。
この情報を基にユーザー属性を把握することで、ユーザーに合ったアプローチやコンテンツの追加を行い、マーケティング施策の精度を高めることができます。
③ノーリファラーがわかる→常時SSL化
Googleアナリティクスで参照元をチェックする際に、「ノーリファラー」や「direct」と表示されるケースがあります。
ノーリファラーとは、ブラウザの「お気に入り」やアドレスバーに直接URLを入力してアクセスした場合など、リンク元が存在しない、あるいは取得できない場合に表示されます。
そのほか、暗号化されたサイト(https)から非暗号化サイト(http)へアクセスした際にも、ノーリファラーとして結果が表示されます。さらに、Chrome などのモダンブラウザでは、Referrer-Policy のデフォルトが strict-origin-when-cross-origin となっており、他ドメインに遷移する際にはドメイン名までしか送られない・まったく送られない場合もあります。
ノーリファラーが増えると、アクセス解析の結果が正確に把握しづらくなるため、最低限の対策としては、Webサイトを常時SSL化してデータ通信を暗号化することが重要です。SSLとは、WebブラウザとWebサーバー間でのデータ通信を暗号化し、安全に送受信する仕組みのことです。
④リファラースパムをチェックして除外
リファラースパムとは、Googleアナリティクスでリファラーを確認する人々をスパムサイトに誘導し、ウイルス感染やフィッシング詐欺を行う悪質な行為を指します。
自社Webサイトのアクセス数が急増し、見慣れないドメインからのアクセスが多い場合、悪質なスパムサイトからのリファラースパムである可能性が高いです。リファラースパムを発見した場合は、GA4 のフィルタ機能やセグメント、除外設定などを活用し、対象のWebサイトをレポートから除外する設定を行いましょう。

まとめ
Webサイトの運用にはリファラー情報のチェックが欠かせません。リファラー情報をもとにサイト運営の方針を改良し、ターゲットに合わせた施策を実施することで、効果的なWebマーケティングが可能になります。
自社でのマーケティングや広告、アクセス解析に不安がある場合は、GMOらくらくホームページ制作をおすすめします。豊富な経験を持つ専属のWeb担当者があなたのビジネスをサポートし、持続的な成長を促進します。
